中国輸入

中国輸入の既製品販売とOEMの違い

無地の段ボール箱とリボン付きの箱を両手に持ち、見比べて悩んでいるキャラクターのイラスト
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中国輸入と聞くと、「自社ブランドとして商品を作る」というOEMという選択肢のほうが良く聞くのではないのでしょうか。
実は私自身も、始める前は「中国輸入といえばOEM」だとずっと思っていました。すでにある商品をそのまま仕入れてそのまま売る、既製品転売という方法があることは、後から知りました。

では、この2つはどう違うのか。そして私自身はなぜ、既製品転売を選び続けているのか。
本記事では、既製品転売を実践している立場から、OEMとの違いをロット・資金・商品改良の自由度・商標・失敗時の影響という観点で比較します。

この記事の結論

  • 既製品転売は少量から始められ、失敗時の損失も抑えやすい
  • 商標を取って別ページに分かれても、既製品は結局同じ商品なので価格競争からは逃れにくい
  • OEMは初期ロット・資金のハードルが上がる代わりに、商品自体を差別化できる
  • どちらが優れているかではなく、資金力・リスク許容度・事業フェーズに応じて選ぶべきもの

ロットの違い:既製品は少量から、OEMはまとまった数量から

既製品は少量(3個程度)からOK、OEMはMOQ300〜500個程度からのまとまった数量が必要、という比較を示したスライド画像

私が実践している既製品転売では、まず3個程度の少量からテスト販売を始めています(詳しくは中国輸入の仕入れロットは最初どれくらいが適正かで解説しています)。売れるかどうか分からない商品に、いきなり大きなロットを投じるリスクを避けるためです。

一方、OEMで自社ブランドの商品を作る場合、工場側にMOQ(最低発注数量)が設定されていることが一般的で、YouTube等で紹介されている手法によると、初期発注で300〜500個程度からのスタートになるケースが多いようです。既製品のように「まず数個試す」という進め方が難しく、ある程度まとまった数量を前提に動く必要があります。
もちろんこうなってしまうのも新しいものを生み出す以上、工場側も小ロットでは採算が合わないのでやらないのが一般的になってきます。

OEMのやり方については、以下の動画で詳しく紹介されていましたので、興味のある方はあわせてご覧ください。

資金の違い:既製品は小さく始められる

既製品は100万円で始められる、OEMはサンプル代・ロット代・商標登録費用でさらに大きな資金が必要、という比較を示したスライド画像

私が中国輸入を始めたときの元手は、国内せどりで貯めた100万円でした(詳しくは中国輸入副業に必要な資金はいくらかで解説しています)。既製品転売であれば、この規模の資金からでも始められます。

OEMの場合は、サンプル代・本発注のロット代に加えて、商品によってはパッケージデザインや商標登録の費用も発生するため、必要な資金はさらに大きくなると考えられます。一般的に紹介されている目安では、月商50万円以上が狙える市場を選定したうえで、利益率30%程度を確保する計画で進めるケースが多いようです。

商品改良の自由度:既製品は工場依存、OEMは自分で決められる

既製品は変更不可、OEMは仕様・パッケージを自分で決められるという対比と、低評価レビュー分析から差別化までの矢印フローを示したスライド画像

既製品転売は、すでにある商品をそのまま仕入れるため、商品自体に手を加えることはできません。パッケージも仕様も、出品者側でコントロールできる範囲は限られています。

OEMであれば、商品の仕様やパッケージを自分で決められます。一般的に紹介されている差別化の手法としては、競合商品の低評価レビュー(★1〜3)を分析して不満点を洗い出し、その改善を工場側に要求する、日本語マニュアルや保証書を同梱する、といったやり方があるようです。既製品転売にはない、商品そのものを育てる自由度がOEMにはあります。

商標の違い:既製品は「別ページ」止まり、OEMは商品ごと差別化できる

何もしなければ相乗りされる、商標を取っても価格競争、OEMなら商品自体を差別化できるという3段階の流れを角丸カード3枚で示したスライド画像

既製品転売の場合、同じ商品を複数のセラーが仕入れて販売できるため、何もしなければ同じ商品ページに他のセラーが相乗り出品してくることがあります。これを避けるために、私自身も商標を取得し、自分だけの商品ページとして登録しています。

ただし、商標によって別ページに分かれたとしても、扱っている商品自体は他のセラーが売っているものと変わりません。結局、似たような商品が別々のページに並ぶだけで、価格で比較され、価格競争になりやすいというのが実感です。

OEMであれば、商標だけでなく商品自体を変えられるため、単に別ページに分かれるだけでなく、本当の意味で他と違う商品として勝負できます。この「商品そのものの差別化」ができるかどうかが、既製品転売とOEMの大きな違いだと感じています。

失敗時の影響:既製品は小さく、OEMは大きい

OEMの本発注前にやるべきこと(サンプル1週間使用、低評価レビュー50件分析、改善点を工場へ伝える、本発注後はやり直せないと心得る)を2x2チェックリストで示したスライド画像

既製品転売は少量からテストできるため、売れない商品を仕入れてしまっても、損失は比較的小さく抑えられます。

OEMの場合、まとまったロットで本発注してから売れないことが分かると、既製品転売に比べて損失が大きくなりやすい構造です。一般的に紹介されている手法では、サンプル段階で実際に1週間以上自分で使用して確認する、競合の低評価レビューを50件以上分析してから改善点を工場へ伝える、といった手順を踏むことでリスクを抑える工夫がされているようですが、それでも本発注以降のやり直しがきかない点は、既製品転売との大きな違いです。

まとめ

既製品転売とOEMは、ロット・資金・商品改良の自由度・商標・失敗時の影響という点で、構造的に異なります。

既製品転売は少量から始められ、失敗時の損失を抑えやすい一方、商標を取って別ページに分かれても、結局は同じ商品を売っている以上、価格競争からは逃れにくいのが実感です。OEMは初期ロット・資金のハードルが上がる代わりに、商品自体を差別化できるので、価格競争から抜け出しやすくなります。

私自身は、現時点では既製品転売を続けており、OEMは実践していません。ただ中国輸入と国内せどり、初心者はどちらから始めるべきかでも触れた通り、将来的な選択肢として頭には入れています。どちらが優れているかではなく、資金力・リスク許容度・今の事業フェーズに応じて選ぶべきものだと考えています。

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