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「日本製鉄が2兆円超を賭けた」USスチール買収3つの理由

ikeura295

とんでもないニュースが飛び込んできましたよね。そう、日本製鉄によるUSスチール買収完了の話です。

最初は「え、USスチール?あの歴史ある鉄鋼会社を日本が?しかもバイデンさんが『ダメ!』って言ったのにトランプさんが『いいよ!』って…もう何がなんだか(笑)」って感じでした。この政治と経済のドロドロした展開に、アニメの熱い戦いを見るようなワクワク…じゃなくて、複雑な感情を抱いてましたね。

で、こういう「なんで?」が解決しないと夜も眠れないタチなんで、なんで日本製鉄は、こんなにも難しい買収に、しかも2兆円超の買収費用+さらに2兆円規模の投資っていう、とんでもない金額をぶっこんでまで買収するのか?
知りたいことがいっぱいありますが、今回は買収に踏み切った理由を僕なりに解説していきます!

理由1:日本市場は限界突破!?「グローバルで勝つ!」ためのデカい挑戦

日本国内の市場って、正直、人口も減ってるし、これ以上の成長って頭打ち感ありますよね? 鉄鋼業界も同じみたいで、日本国内の鉄鋼需要は減少傾向にあるらしいです。

一方、アメリカはどうでしょう? 今も人口は増え続けてるし、自動車とか建設とか、まだまだ鉄鋼が必要とされるデカい市場があるわけです。日本製鉄からすれば、この成長市場にがっつり食い込んで、収益源を確保したいっていう、ものすごくシンプルな狙いがあるんです。

買収が成功すれば、日本製鉄は粗鋼(鉄の材料)の生産能力がグーンと拡大して、世界でトップ3近づく規模になるらしいです。
「総合力で世界No.1」を目指すには、この規模拡大が必須だったわけですね。まさにグローバル戦略の最重要ピース!

理由2:CO2も減らす!「環境に優しい次世代の鉄」を作る技術が欲しかった

「鉄鋼」って聞くと、なんか煙モクモクでCO2をバンバン出すイメージないですか?僕もそうでした(笑)。でも、今は「脱炭素」が世界のトレンド。鉄鋼業界も例外じゃないんです。

ここで出てくるのが「電炉」っていう技術。これは、鉄スクラップを電気で溶かして鉄を作る方法で、従来の「高炉」に比べてCO2の排出量がめちゃくちゃ少ないらしいんです。
USスチールは、その最新鋭の電炉工場「Big River Steel」っていうのをバリバリ動かしてる。これが超高性能なんですって。

日本製鉄は、実は世界トップレベルの高品質な鉄を作る高炉技術を持ってるんですけど、この電炉技術は喉から手が出るほど欲しかったらしいんです。
USスチールを買収できれば、日本製鉄の高品質な技術と、USスチールの最先端の電炉技術を組み合わせることができる。
これからの「環境に優しい鉄」を作るには、絶対に必要な技術だったわけですね。まさに未来への投資、脱炭素時代を勝ち抜くための戦略ってわけです。

理由3:中国に負けない!「いざという時」のための安定供給網

最近のニュースを読んでいると、「サプライチェーンの強靭化」とか「経済安全保障」って言葉をよく耳にしますよね。
中国が世界の鉄鋼生産の半分以上を占める中で、国際情勢が不安定になると、鉄鋼の供給が不安定になるリスクがあるんです。

日本製鉄は、日本だけでなく、インドやASEANにも工場があるんですけど、この巨大なアメリカ市場に自前の生産拠点を持つことで、グローバルなサプライチェーンをさらに強化したかった。つまり、「もしもの時」でも、世界中で安定して高品質な鉄を供給できる体制を作りたかったんです。

しかも、アメリカって日本にとっての同盟国じゃないですか。政治的に安定している国に生産拠点を持つことは、まさに「経済安全保障」の観点からも非常に重要だったわけです。まさに「同盟国と共同戦線を張る!」みたいな熱い展開を思わせますね。

まとめ:2兆円超の「大勝負」に込められた、日本製鉄の覚悟

いやー、昨日まではただの企業規模が大きくて想像出来ない企業買収の話でしたが、
こんなにも多角的な戦略と、政治・経済の思惑が絡み合った「大勝負」になっていたとは。
僕も最初は「そんなにお金出して大丈夫?」って思いましたが、こうして理由を深掘りすると、日本製鉄の覚悟が見えてくるようでした。

もちろん、2兆円超の借入と、さらに2兆円規模の投資ってのは、正直、僕みたいな会社員が稼ぐ額とは文字通り桁が違いすぎて、想像を絶するリスクも伴うと思います。
でも、彼らはそのリスクを冒してでも、未来の成長と国際競争力、そして日本の経済安全保障に貢献しようとしている。この買収劇が最終的にどうなるのか、そして日本製鉄がその覚悟をどう形にしていくのか、引き続き見守っていきたいと思います!


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